JJ通信 第19号(2006/10/10)

ごあいさつ

貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
 

たわごと

この3連休は、東京は本当に天気が良かったですね。3日間も晴天が続いて、(多少風が強かったですが。)それが3連休にあたるなんていうのは、あまり記憶にありません。暑くも寒くもなく、絶好の行楽日和でした。
 
私も久しぶりに体を動かしましたが、まだ筋肉痛が治りません。普段、営業に出かける時は車でなく、電車を使い、会社のエレべーターも使わず、階段を上り下りしていますが、それだけでは、まだまだ運動不足。やはり運動は定期的にするものですね。今朝、つくづくそう思いました。
 

翻訳あれこれ

お客様からいろいろな形で翻訳原稿を受け取りますが、最近ではFAXで受取ることはめっきり減って、ほとんどがメールに添付されて送られてきます。
 
私どもの方でも、データをいただけるのはありがたいのですが、ただ、受け取って大変困るのが、翻訳される部分のみを切り取り、抜粋した原稿です。
 
例えば、Wordファイルに箇条書きで、1.から 30.まで、各2,3行の文が書いてあるような場合です。取扱説明書などで、今回改訂される部分のみを翻訳して、変更がないところは前回の英文をそのまま全部使われるためです。
 
お客様にとっては、原稿を整理し、また今回の修正の履歴を管理するためのデータであって、几帳面に良く管理されていると思うのですが、翻訳するうえでは、抜粋した原稿のみでは、十分ではないのです。
 
このような場合、私どもでは、 前回の取扱説明書をお借りして、その上で今回の抜粋原稿が、どこに使われるのかをお聞きしてから、作業を開始します。(リピーターの得意先の場合は、当社で過去の納品データを管理・保管しておりますので、この限りではありません。)
 
お客様には大変お手数をおかけしてしまうのですが、ここまですれば、自信をもって納品することができます。やはり、訳や言い回しは1つとは限らず、いくつかの言い方がありますので、このような場合は周りの英文を読んで、その言い回しや、専門用語に合わせることが不可欠です。
 
とはいうものの、現実には次々と納めなければならない仕事があり、1つ1つの仕事に十分な時間をかけられない翻訳会社が少なくありません。ましてや抜粋原稿の翻訳は、文字量が少ないので、翻訳料もわずかな金額です。
 
私どもは、他社が嫌がるような、このような仕事こそ大切にし、1行1行を丁寧に訳して、お客様にご満足いただけるよう、心がけております。
 

用語集

<禁則処理(きんそくしょり)>
 
文字組版の際のルールを「禁則」と言い、その「禁則」を守るための処置のこと。
 
禁則では、読みにくいことと、見た目が悪いことを調整する。例えば、約物(句読点、括弧など)が行頭にきてはならない。また、数字が行頭と行末に分かれてしまうのも避けねばならない。最近では、通常ワープロソフトが自動的にこの処理を行う設定になっている。
 

お待ちしております

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