JJ通信 第24号(2007/3/12)

ごあいさつ

貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
 

たわごと

「黄金比」、「白銀比」という言葉をご存知でしょうか。
古来よりモノの形の中で最も美しいとされる縦横の比率のことだそうです。
 
ここでは具体的な比率の数値は省きますが、例えば、デジカメや iPod、名刺のサイズなどの縦横の比率は黄金比になっているそうです。 また、ハローキティやアンパンマンなどの縦横の比率は白銀比なのだそうです。
 
無意識のうちに目に入る自然界、建築物、工業製品、キャラクター・・・。
多くの形には法則が隠されているのですね。 また一つ勉強になりました。
 

印刷あれこれ

印刷物の用紙を選定する際に、コスト面や体裁で重要な意味をもつのが、用紙の厚さです。印刷会社の見積書の中などに、その用紙の厚さの単位が、135kg、90kgとか書いてあるのを見たことがありませんか?
 
厚さなのに、キログラム?なぜでしょう!?
 
この数値は、用紙1,000枚あたりの重量です。つまり、135kgというのは、用紙1,000枚あたりの重さが135kgということです。 末端の小売店は別ですが、メーカー、代理店、卸商では、1,000枚(1連という)単位で、取引されています。
 
では、同じ用紙が、135kg、110kg、90kgの3種あった場合、どれが一番厚い紙かというと、同じサイズ(面積)で、重量が重い=紙厚が厚い、ということで、重量(数字)が大きいほど、厚さが厚いということになります。
 
ただ、重量を比較するには、サイズ(面積)が同じでなくてはなりません。
用紙サイズと言っても、A4やA3ではなく、印刷用紙(平判)は、もっと大きなサイズです。
 
四六判 [しろくばん](788 x 1091mm) というサイズは、B4用紙を8枚並べて、その周りに余裕があるサイズです。また、菊判 [きくばん] (636 x 939mm) というサイズは、A4用紙を8枚並べて、その周りに余裕があるサイズです。
 
四六判 135kg は、菊判 93.5kg と同じ厚さです。菊判は、四六判に比べて面積が小さいので、重量が軽くとも、同じ厚さになります。ちょっと専門的でややこしくなってきましたね。
 
身近なところでは、事務所にアスクルのカタログがあれば、コピー用紙の仕様の欄に、坪量(g/m)のほかに「四六判換算で、○kg」と書いてあります。
 
用紙についても、ちょっとしたことを知っていると、印刷の見積書の内容がわかりやすくなると思いますよ。
 

用語集

<簡体字(かんたいじ)>
 
1960年代に中国で制定された簡略化された字体のこと。現在では、主に中国大陸とシンガポールで使われている。
一方、簡略化される以前の字体を繁体字といい、台湾、香港などでは、今でも繁体字が使われている。識字率向上のため、簡体字教育が始まって半世紀以上経ち、大陸では、繁体字を読めない人が増えている。簡体字と繁体字では文字コードが違うため、データの扱いには、注意が必要。
 

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