JJ通信 第27号(2007/6/11)

ごあいさつ

貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
 

たわごと

最近では、インターネット上で話題になったものが、逆にリアル世界に入ってきて流行ることも珍しくなくなりました。「ターバン野口」もその1つでしょう。
 
知らない方のために簡単に説明すると、千円札を使った折り紙のようなものです。野口英世の顔を残すようにして周りの部分をうまく折っていくと、野口英世がターバンをかぶっているように見えるのです。公式サイトも存在し、また、財布に入れて持っているとご利益があるとか・・・?!
 
お札を折り紙にするなんて、けしからん!なんて言うのは、考え方が古いのでしょうかね。
 

印刷あれこれ

印刷の見積書などで、よく目にする「コート紙」。ご存知のように、カタログなどのカラー印刷に使われる印刷用紙です。では、「コート紙とは、どのような紙のことか説明して下さい」と言われると、意外に答えに窮する方も多いのではないでしょうか。
 
まず、「コート」とは、「上塗りする、塗工する」の意味の英語で、コート紙は英語では"coated paper"です。文字通り、用紙の表面に塗料を塗った用紙のことで、塗工印刷用紙といいます。その塗工印刷用紙の中の1つがコート紙です。
裸眼では見えませんが印刷用紙の表面は均一ではなく、でこぼこしています。
 
そこで、塗料を塗ることによって、表面が平らになる(平滑性が向上)とともに、白色度が増して、インクが良くのり、発色も良くなります。コート紙が、カタログやポスター、書籍のカバーなどのカラー印刷(4色刷り)に良く使われるのは、そのためです。
 
塗工印刷用紙に中にも、塗工量によって、いくつかの種類があります。コート紙に比べて、塗工量の多い用紙に、「アート紙」「キャストコート紙」があります。
 
より良い印刷の仕上がりが得られますが、その分料金が高く、銘柄も多くはありません。逆に塗工量の少ない用紙に、「軽量コート紙」があり、チラシの印刷などによく使われます。
 
また、コピー用紙などに比べて、白くて、光沢のある紙のことをコート紙と思っている方もいますが、必ずしもそうではなく、コート紙には、光沢のある用紙(グロス)と艶消し(いわゆる、マットコート)があります。
 
興味のある方は、印刷会社さんに頼んで用紙見本を持ってきてもらって、いろんな用紙を見比べてみるといいかもしれません。
 

用語集

<カラーキャリブレーション>
 
出力と実際の色との誤差を調整すること(色合わせ)。ディスプレイ、プリンタースキャナーなどでは、色を正確に、かつ安定して再現するには、定期的に調整することが必要。
 

お待ちしております

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