JJ通信 第29号(2007/8/10)

ごあいさつ

貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
 

たわごと

先日、作家の司馬遼太郎さんが中学時代に書いた作文が発見されたという記事が新聞に載っていました。その中で後輩に残す文章として、「希望は天上にあり、実行は脚下にあり、後生須(すべか)らく実行の人たれ」と記述されていたそうです。(希望よりも実行が大事ということ。)
当時の中学5年生ということは、今の17,18歳でしょうか。少年時代から作家司馬遼太郎の才能の片鱗を見せていたのですね。
今の同年代の若者にもぜひ参考にして欲しいものです。
 

DTPあれこれ

最近はデジカメやスキャナが普及したこともあって、DTP制作の現場にいろいろな画像データが持ち込まれるようになりました。お客様から受け取った画像データは、なるべくご希望通りに処理するようにしておりますが、その際に気をつけなければならないのが、「解像度」です。解像度とは、デジタル画像の「きめ細かさ」のことで、dpi(ディー・ピー・アイ)(dot per inch の頭文字)という単位で表わされます。
 
つまり、1インチあたりに入るドット(点)の数を意味していて、例えば、「72dpi」でしたら、1インチあたり72のドットを使って表現するということで、その数字が大きくなるほど、解像度が高い(きめ細かい)画像ということになります。
いわゆる高解像度データです。その画像をPCのモニタで見たり、あるいはネット上に公開するのでしたら、解像度は気にすることはありませんが、印刷物に使うとなると、そうはいきません。
 
解像度の足りない低解像度データでは、印刷した際に「きめ細かく、鮮明」には、なりません。なるべく解像度の高いデータを用意することが必要です。(とはいうものの、あまりに画像データが大きいと、その分メモリーを使用して、マシーンの動作速度が遅くなり、作業効率が悪くなりますので、お薦めできませんが。)
 
一般に、印刷に耐えうる解像度は、スクリーン線数の約2倍にあたる数値にすれば良いとされています。カラー印刷では普通175線ですから、解像度は350dpiが必要となります。最近は安価な家庭用のスキャナーが普及して、「解像度」という言葉は聞いたことがある人が増えていると思いますが、印刷物の制作の仕事をしていないと、その意味を正しく理解している人は意外と少ないかもしれませんね。
 

用語集

<映像翻訳>
 
映画、テレビ番組、ゲームソフトなどの映像メディアの翻訳のこと。
字幕翻訳、吹き替え翻訳、ニュース、インタビューの翻訳などがある。
字数制限があるなど、産業翻訳や文芸翻訳とは、大きく異なる点が多い。
 

お待ちしております

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