JJ通信 第41号(2008/8/11)

ごあいさつ

貴社ますますご盛栄のこととお慶び申し上げます。翻訳・DTP・印刷のジェー・ジョンソンでございます。
私が日ごろ考えていることやふと思ったことなどを月一回このJJ通信にしたため、皆さまにお届けすることと致しました。
お付き合いいただければ幸いです。
 

たわごと

北京オリンピックが開幕しました。今回は開催以前から競技そのもの以外がいろいろと話題になっていましたが、始まってみれば、そんなことも忘れて、日本人の活躍を期待して、ついチャンネルを合わせてしまいますね。
ただ、民放のオリンピック放送のタレントや元スポーツ選手のキャスターって、必要なんでしょうか・・・?!
現地の実況アナウンサーと専門家の解説者だけで十分と思いますけど・・・。
やはりスポーツはNHKということになりますかね。コマーシャルもないですし。
 

DTPあれこれ

お客様から入稿された様々な印刷用のデータを確認、検証することも、欠くことのできない私どもの大事な仕事の1つです。完全データ入稿という条件でデータを受取っても、そのまま使えることはほとんどなく、なんらかの手直しをしているのが実情だからです。その中で、「塗り足し」がないために手直しすることが多々あります。
 
専門家であるはずのグラフィックデザイナーさんの制作したデータでも塗り足しがないことがたまにありますから、文字通りの「完全データ」の入稿は難しいのかなとも思います。
 
写真、イラスト、アミなどを紙面いっぱいに配置したい場合には、紙面の仕上がり線よりも3ミリ程度はみ出させて配置することが必要です。仕上がり線からはみ出して配置することを「裁ち落とし(裁ち切り)」と言って、そのはみ出し部分を「塗り足し」と言います。
 
つまり、内トンボ(仕上がり線)から外トンボの位置まで、写真やアミなどの図版が伸びている状態です。そのため、レイアウトソフト上ではボックスやオブジェクトを仕上がり線から外側に3ミリ程度はみ出させて配置させます。なぜ塗り足しが必要かと言えば、用紙を断裁する際に、断裁がズレても紙の白地が出ないようにするためです。
 
ご存知のように、仕上がり寸法の用紙で印刷するわけではありませんので、印刷後に回りを断裁します。(A4の冊子をA4用紙で印刷しませんし、B2ポスターもB2用紙で印刷しません。)ところが、断裁が多少ズレる場合もあるので、そのために備えておくのです。
 
印刷の知識があると、複雑なDTPの決まりごとも大変理解しやすくなります。この塗り足し、裁ち落としは、その典型的な例と思います。
 

用語集

<レターサイズ>
 
主に米国で用いられる用紙の規格サイズ。8.5インチx11インチ(約216x280mm)で、A4判に比べて、タテが約17mm短く、ヨコが約6mm長い。
 

お待ちしております

翻訳・DTP・印刷に関するお悩みごと、ご相談等ございましたら何なりとご連絡ください。
営業担当が親身になって、迅速に対応させていただきます。
 
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