JJ通信 第63号(2010/6/30)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

サッカー日本代表、負けてしまいましたね。
月並みですが、本当によく頑張ったと思います。専門家の予想でも、多くは2敗1分の予選敗退という感じではなかったでしょうか。
 
岡田監督の直前の戦術変更の決断も、それについて行った選手たちも見事でした。今回の戦いぶりと結果に、心の底からありがとうと言いたいです。
 

印刷あれこれ

今回は、印刷の表面加工についてです。
レストランのメニューや下敷き、あるいは書籍のカバーなど表面に光沢があってツルツルした印刷物をよく目にすることがあります。これらは紙に印刷しているわけではなく、印刷した後で表面に加工を施しています。
メニューや下敷きでは、汚れやキズから印刷物の表面を保護して耐久性を高めるために、表面加工します。一方、書籍のカバーやパッケージでは、光沢によってデザイン性を高め、見栄えをよくするために用います。
 
この表面加工には主に、ニス引き、プレスコート、PP貼りの3つがあります。
 
○ニス引きは、印刷した用紙にオフセット印刷機を使って薬剤を塗布して乾燥させます。光沢のあるグロスと光沢のないマットがあって、他の2つの加工と比べると、強度が劣りますが、用紙全体ではなく部分的にも塗布することができるという点と、安価なのがメリットです。
 
○プレスコートは、熱硬化樹脂を表面に塗って、熱プレスします。光沢のあるものだけですが、ニスよりも強度があり、高価です。
 
○PP貼りは、PP(ポリプロピレン)フィルムを印刷物の表面に重ねて圧着加工します。ニス引きと同じでグロスとマットがあり、フィルムが貼られているために最も強度があり、また強い光沢(マット感)が得られますが、その分だけ高価になります。
 
印刷物制作に欠かせない表面加工ですが、PP貼りについては、貼ってあるポリプロピレンのために古紙としてリサイクルするのが難しく、環境の負荷が大きいため、印刷物の制作にあたっては、その目的、効果と環境負荷のバランスを慎重に考えることが必要と思います。
 

用語集

<ターゲット言語>
 
翻訳した後の言語のこと。
反対に翻訳する前の原文の言語のことをソース言語という。
 

お待ちしております

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