JJ通信 第85号(2012/4/28)

ごあいさつ

お世話になっております。
「技術翻訳・DTP・印刷」のジェー・ジョンソンでございます。
今月号のJJ通信を配信させていただきます。お時間が許せば、是非ご一読下さい。
 

たわごと

先日お客様を訪問して帰社する際、急いでいたので、急行に乗り換えたかったのですが、初めて乗った路線でよくわからず、車内アナウンスもありましたが、独特の口調と発音でよく聞き取れませんでした。
 
なぜあんな変な話し方をするのか不思議でなりませんが、最近はドアの上に液晶ディスプレーがある電車もあるので、乗り換え情報や遅延の情報などは、そこに表示することはできないのでしょうか。目で見た方が正確だと思うのですが。
 

翻訳あれこれ

今回は、人名、地名などの表記についてご紹介します。
 
英語名でジョージ(George)やジョン(John)、ヘンリー(Henry)といった人名やベニス(Venice)やウィーン(Wien)など有名な地名であっても、ヨーロッパ各国では必ずしも同じように呼ばれるわけではありません。
原則的に、各国語のルールに沿いますので、表記や発音も異なります。
 
例えば、ジョージはフランス語圏ではジョルジュ、ドイツ語圏ではゲオルゲと発音されます。(スペルは同じ場合が多いです。)ジョンは、表記も変化して、フランス語圏ではジャン(Jean)、ドイツ語圏ではヨハン(Johann)となり、その他スペインやイタリア語圏になりますとフアン(Juan)、イタリアではジョバンニ(Giovanni)が通例です。
 
ヘンリーに至っては、アンリ(Henri)、ハインリヒ(Heinrich)、エンリケ、エンリコ・・・のように我々日本人からすると同じ人名を指しているとはとても思えないくらいの変化を遂げます。
 
ですので、日本語に翻訳する際に、何でも英語圏の名称を日本語に当てはめようとすると、逆に伝わりにくくなることもあります。
 
例えば、ベニス(Venice)はベネチア(Venezia)とした方が日本人にとって馴染みがありますし、スイスの首都を英語名で読みますと、ズリックやズーリック(Zurich)となりますので、むしろチューリッヒと表記した方が一般的です。
 
このように、人名、地名など固有名詞を表記するときは、必ずしも英語に固執するのではなく、一般的に普及している表記を採用した方がわかりやすい場合が多々見受けられます。
 

用語集

<下版>
 
校了になった版(データ)を刷版・印刷工程に送るという印刷用語。
 

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