JJ通信 第103号(2013/10/31)

ごあいさつ

JJ通信は普段なかなかお会いできない皆様への月一回発行のメルマガです。
(配信中止はこちらまで。→support@j-johnson.co.jp
 

たわごと

2.、3日前にある省庁から電話がありました。たまたま私が出たのですが、特に思い当たることもなく、「何か悪いことでもしたのかな?」と思いつつ話を聞いてみると、消費税の転嫁対策の法律ができたので、4月以降にお客様に増税分を払ってもらえない際には連絡を下さい、ということでした。
 
中小企業、小規模事業所は星の数ほどあるのに、1社1社に電話しているそうです。頑張っている公務員の方も多いのですね。頭が下がります。
 

翻訳あれこれ

お客様から翻訳の原稿を受け取り、その原稿を使ってすぐに翻訳者が翻訳作業を始める、ということもありますが、当社ではむしろ少ないです。
 
多くの翻訳会社が翻訳後のチェック工程をアピールしていますが、翻訳作業を開始する前にやるべきことも少なくありません。
 
当社ではリピートの注文が多く、新規のお客様は少ないので、原稿を受取ると、まずは過去の受注履歴を調べます。
似たようなドキュメントの仕事があったかどうか、あればその際に担当した翻訳者、チェッカーを調べて、今回も担当できるか調整します。
 
また、その際に使用した原稿、納品データ、参考資料、用語集を取り出して、目を通します。
 
その後で、原稿の「整理」をします。原稿ファイルをそのまま使って翻訳作業ができれば良いのですが、必ずしもそうではありません。
 
原稿の不要部分の削除、あるいは追記など、作業がもっとも効率よくなるようにその他の加工をします。
この「加工」は、翻訳者の性格や癖、チェッカーの力量、仕事の難易度、お客様のご要望などによって、大きく変わります。
 
ここが手配するコーディネーターの腕の見せ所です。上手く手配すれば、全工程の期間の短縮や翻訳品質の向上になります。
原稿の受取りから納品までの期間の中で、前工程と後工程(チェックなど)が占める割合は、実際の翻訳作業の期間よりも長いこともあるほどです。
 
皆様の手に届く翻訳は、多くのスタッフの手を経由しています。
 

用語集

<バリアブル印刷>
 
可変データ印刷のことで、同じものを大量に印刷するのではなく、1点1点異なる内容を印刷すること。DMの宛名やチケットのナンバリングなどの印刷で使われる。
 

お知らせ

●翻訳のご依頼時に過去の資料をいっしょにご支給いただくと、転用して差分翻訳することできますので、コストダウンになります。Trados使用の翻訳もありますが、アナログ的な突合せのご依頼もまだまだ多いです。
●今月よりAdobe CS6も対応可能になりました。
 

お待ちしております

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